チャットGPTを使って小説を書いた作家が芥川賞を受賞

若手作家の工藤リエさんが、小説「東京シンパシー・タワー」の内容の5%がチャットGPTによって生成された文であることを明かしましたが、それでも日本最高の文学賞である芥川賞を受賞しました。

ChatGPT-to-Write

小説の5%がチャットGPTの文

CNNによると、工藤さんは小説の約5%がチャットGPTによって自動生成された文だと認めています。作品は東京の近未来を舞台に、高層刑務所を設計する建築家とAIに関する話題を扱っています。

選考委員会は「完璧で欠点が見つけられない」と評価

チャットGPTの助けを借りたにも関わらず、工藤さんの小説は芥川賞の選考委員会から「欠点が見つけられないほど完璧」で「どこでも人気」だと高く評価されました。

選考委員の一人は、チャットGPTの使用は問題ないとしています。AIは小説の題材の一つに過ぎない、とのことです。

chatgpt-writing

芥川賞は日本最高の文学賞

1935年に創設された芥川賞は、日本を代表する作家・芥川龍之介の名を取って名付けられた、日本最高の権威ある文学賞です。

チャットGPTを使いながらも栄えある賞を獲得した工藤さんの例は、AIが文学創作において重要な役割を果たしつつあることの証左であると言えそうです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール